信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、天然樹ホーム(三重県津市、照井修二社長)が3月31日付けで事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債額は約3億円。
同社は1991年3月に設立。三重県全域で天然木材をセールスポイントに住宅商品を展開し、一般個人客から戸建て住宅建築を受注していた。2016年4月期の年売上高は約8億7600万円だった。
しかし、新型コロナの影響により、津市・鈴鹿市内の展示場への来店客数が減少し、業況が悪化。2022年4月期には年売上高が約3億5000万円まで落ち込んだ。また、低価格住宅との価格競争や資材価格の上昇などで資金繰りが悪化し、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となった。
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