ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は4月7日、エルハウジング(京都市)の過半数の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。これにより、同社グループの出店エリアは首都圏を中心に22都道府県に拡大する。
エルハウジングは1989年の創業以来、京都府を中心に戸建住宅の分譲事業を展開しており、近年は滋賀県や大阪府の枚方エリア・北摂エリアにも進出し、積極的に事業拡大を行っている。同社グループは、2021年に兵庫県、2022年に大阪府に出店するなど、近畿エリアでの戸建分譲事業の拡大を図っており、今回エルハウジングがグループ入りしたことで、両社の経営資源を融合。企業価値の飛躍を実現するとともに、今後の同社グループの成長戦略をさらに加速させる。
同社は、2016年によかタウン(福岡市)、2017年に旭ハウジング(横浜市)、2019年に建新(神奈川県横須賀市)、2021年にケイアイプレスト(埼玉県蓮田市)を子会社化して事業を拡大。2022年3月期の販売棟数は、各社がグループ入りした当時と比較して、よかタウンが5.28倍、旭ハウジングが9.38倍、建新が5.56倍と高成長を達成している。コンパクト分譲住宅事業へのシフト加速・強化、グループ化の規模を活かした資材コストの低減と安定供給、DXによる生産性向上など、さまざまなグループシナジーの創出によって事業成長を続けている。
今後は、エルハウジングと同社グループのノウハウを共有し、近畿エリアのシェア拡大を図る。また、注文住宅事業での展開を検討する企業も同社グループに参加できる体制を整え、M&Aを強化していく。
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