木構造振興(東京都港区)と日本住宅・木材技術センター(東京都江東区)は4月7日、林野庁の補助事業「CLT活用建築物等実証事業」で17件の応募の中から9件の提案を採択したと発表した。
同事業は、コストや耐震・居住性能、優れた施工性等の観点から、普及性や先駆性が高いCLT建築物の設計・建築等の実証についての提案を募り、その過程により、新たな発想等を引き出すとともに、普及のための課題点やその解決方法の提案を行うもの。
採択した9件は、▽ニヘイと一級建築士事務所建築計画工房の「株式会社ニヘイ札幌配送センター増改築工事の建築実証」▽細井建設と阪根宏彦計画設計事務所の「山の手の集合住宅新築工事の設計・建築実証」▽医療法人令和会森歯科とstudio KOIVU一級建築士事務所の「CLTによる大スパン屋根をもつ歯科クリニック新築工事の建物・設計・部材の性能実証」▽京都信用保証協会と片岡英和建築研究室の「京都信用保証協会中丹支所整備事業の建築実証」▽吉秀トラフィックとライフデザイン・カバヤの「八幡市CLT倉庫建築プロジェクト」▽桃山学院と藤木工務店一級建築士事務所の「桃山学院和泉キャンパス新校舎建設工事の建築実証」▽川之江港湾運送と島田治男建築設計事務所の「川之江港湾運送事務所新築工事の建築実証」▽個人と響建設の「(仮)朝倉集合住宅新築工事の建築実証」▽響建設の「響建設鴨部倉庫新築工事の建築実証」。
採択一覧の詳細はこちら(PDF)。
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