アンドパッド(東京都千代田区)と日本住宅保証検査機構(JIO、東京都千代田区)は4月6日、住宅業界の生産性向上を目的に協業を開始したと発表した。クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」と、住宅瑕疵保険を利用する事業者が契約手続きを行う「JIO Webシステム」のシステム連携により、住宅瑕疵保険および検査に関わる業務効率化を実現する。
案件・物件情報のシステム間連携を実施して、住宅瑕疵保険の情報を共有。「JIO Webシステム」から保険申し込みが可能となるほか、各システムへの転記作業と手間を削減し、登録ミスを防ぐ。また、重要な日程を一覧管理できる「ANDPAD」のマイルストーンに、検査スケジュールが自動で反映されるため、関係者がいつでも確認可能。登録・管理の手間を省くとともに、検査忘れ防止に役立てることができる。
これまで「JIO Webシステム」ではリフォーム・既存瑕疵保険の検査予約ができなかったが、今回の連携により「ANDPAD」を通して可能となり、FAXでの予約業務が不要となる。
住宅の安全性確保には、住宅瑕疵担保責任および検査関連の業務が必須となるが、情報の二重入力やFAXによる申請、煩雑な日程管理など非効率な業務が多い。両社は今回の協業で現場業務のムダをなくし、生産性向上を目指す。
協業に伴い、4月25日にオンラインセミナーを開催。連携機能を活用した住宅瑕疵保険および検査に関わる業務の効率化方法について紹介する。詳細はこちらから。
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