古河電気工業(東京都千代田区)は、火災時に遮炎性・断熱性を発揮する建築物向けの「薄肉高熱膨張耐火シート」を開発した。
従来の熱膨張耐火シートは、膨張時に形成される炭化物がもろくて断熱性が不十分だったり、膨張不足により隙間から火を通してしまうといった課題があった。
今回開発した「薄肉高熱膨張耐火シート」は、壁・通気孔の目地材や構造体の耐火保護材としての施工に適するよう、通常時の厚さは2mmで柔軟性があり、火災時には400℃の熱で体積が約27倍まで膨張(厚さは最大45mm)して炭化物を形成することで延焼を防ぐようにした。また、炭化物は型崩れせず、従来品よりも火や熱を通しにくい。
厚2mm×幅750×長1000mm。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。