厚生労働省は3月31日、2023年2月分の一般職業紹介状況を公表した。公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をまとめたもの。有効求人倍率は1.34倍で前月比0.01ポイントの減少。新規求人倍率は2.32倍で同0.06ポイント減となっている。
一方、建設業(採掘含む)の有効求人倍率は5.34倍で、前年同月比0.44ポイント増加。職種別では、建築・土木・測量技術者が6.99倍、建設躯体職が10.23倍、その他建設職が4.62倍、電気職が3.32倍、土木職が6.16倍。採用難と言われる他の産業職種よりも極めて高い数値となった。(参考値:接客・給仕3.28倍、販売1.97倍、介護サービス3.58倍)
建設業の新規学卒者を除く一般新規求人数は7万6623人で前年同期比0.3%増加。常用は7万183人(同0.7%増)、臨時・季節は1570人(同21.7%減)、パートタイムは4870人(同4.3%増)だった。このうち総合工事業の求人は3万791人(同2.6%減)。常用は3万6690人(同1.5%減)、臨時・季節は1101人(同29.9%減)となった。
職種別の新規求人数は、建築・土木・測量技術者が2万1034人、建設躯体職が7321人、その他建設職が1万1353人、電気職が6462人、土木職が1万5090人。有効求人数は建築・土木・測量技術者が6万1972人(同0.4%減)、建設躯体職が2万2350人(同4.5%減)、その他建設職が3万2365人(同1.4%増)、電気職が1万8869人(同4.0%減)、土木職が4万4761人(同4.2%減)だった。
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