松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。
今回は、住宅メーカー出身のYouTuberによる新ビジネスから、工務店の将来性を考えます。
大手住宅メーカー営業出身の住宅系YouTuber(チャンネル登録者数数万人の方で、具体的に書くと特定できるのでこういう表現としています)と話をする機会がありました。“パワービルダーや工務店に普通に行っても、まずかっこいい住宅は建たない”と、住宅会社選びで悩んでいる人が多いので、その辺りをトータルでサポートしているそうです。
彼はそのサポートの結果、施主が住宅会社と契約に至ると、その住宅会社から紹介料がもらえるビジネスをしています。また、その紹介料の流れはきちんと説明されているので真っ当なビジネスです。一人で事務所も構えず、施主とは契約も結んでいない。よって経費もほとんどかからなければ、クレームのリスクもゼロ。まだ独立して1年経つか経たないかのようですが、売上(=利益)は年間数千万円にもなっています。
現時点で紹介できる(提携している)住宅会社は6社程度あるそうですが、まだまだ増えそうだということ。さらに言えば、それは自分からではなく住宅会社の方から話を持ちかけてくるらしいのです。ほとんどが皆さんご存知の会社ばかりです。こういうことをしている先駆者が・・・
この記事は新建ハウジング4月10日号 6面(2023年4月10日発行)に掲載しています。
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