鷲見製材(岐阜県岐阜市)の子会社でリノベーション事業などを展開するWOODYYLIFE(ウッディライフ、同市)は3月16日、YKK AP(東京都千代田区)と協業し、中古戸建て住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの一環として、本巣郡北方町にある築60年の木造平屋建ての空き家をリノベしたモデルハウス「再生匠家岐阜西濃の家」を開設した。延べ床面積は98.92㎡。同プロジェクトの20物件目となる。
WOODYYLIFEは、同リノベモデルのコンセプトに「地産地消の自然素材で行う性能向上リノベーション」を掲げる。地元の無垢材や漆喰など国産材100%の自然素材を使用した。床や天井、柱には、地域材の「東濃桧」や「長良杉」、内壁には同社の職人が開発した「岐阜漆喰」や、「湯布珪藻土」を用いている。
改修により、7部屋あった小部屋をまとめて大空間に。これまで和室が並び、仕切られていた部屋の壁をなくしたことにより、廊下のない一体的な空間とし、リビング・ダイニング・キッチンが南側に開けた広い間取りとなった。
造作も特徴のひとつ。大工と建具職人がコラボし・・・
この記事は新建ハウジング4月10日号 5面(2023年4月10日発行)に掲載しています。
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