新日本石油と北海道立北方建築総合研究所は、寒冷地における住宅用燃料電池コジェネレーションシステムの適用に関する共同研究を開始した。外気温がマイナス10℃以下となる地域で燃料電池システムの運転を行うのは、全国で初めて。
実験は、北総研実験住宅内(北海道旭川市)で、灯油仕様1kW級燃料電池システムの運転をするもの。(1)国内で最も低温となる旭川地区の実験住宅内において、燃料電池システムの運転についての実証試験を行うこと、(2)最も進んだ次世代省エネ基準を有する「北方型住宅」相当の実験住宅にて実証試験を実施することにより、「北方型住宅」への燃料電池システムの適用性を検証すること、(3) 燃料電池システムの省エネ効果が最大となる住宅性能について明らかにすることーが目的。2006年度末まで実施する予定。
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