断熱性能のある窓や内窓を販売するメーカーが相次いで、商品の品切れと納期の延期を発表している。本日3月31日から交付申請・予約受付を開始した「先進的窓リノベ事業」の好調によるものと考えられる。
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YKK AP(東京都千代田区)では、「リフォーム商品 納期遅延のお詫び」と題したお知らせを公式サイトに掲載。「全国的に想定を大きく上回るご注文をいただいており、通常よりも納品までにお時間をいただく状況となっております」「生産供給体制の強化に努め、早急にお届けできるよう対応してまいります」と報告している。対象商品は、断熱・遮音に効果のある内窓「マドリモ 内窓 プラマードU」と、古い窓枠をかぶせて取付けるカバー工法採用の「マドリモ 断熱窓(戸建用・マンション用)」。
またLIXIL(東京都品川区)は、リノベーション用内窓「インプラス」納期遅延についてのおわびを公式サイトに掲載。「省エネへの関心の高まりや、先進的窓リノベ事業を始めとした補助制度により、窓リフォームの需要が想定以上に増えていることを受け、弊社内窓製品の納期についてご希望にお応えできない状況となっております」と説明している。対象商品は、断熱・結露軽減・UVカットなどの効果がある内窓シリーズ「インプラス」「インプラス for Renovation」「インプラス浴室仕様」。
「先進的窓リノベ事業」は経済産業省・環境省による共同事業で、建築から1年以上経過した住宅で窓の断熱改修を行う場合に適用される補助制度。申請期間は予算上限の1000億円に達するまで。申請の受付状況(予算に対する補助金申請額の割合)は毎日午前0時に集計され、結果を翌日午前中に「住宅省エネ2023キャンペーン」公式サイト上で公表する(平日のみ)。
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