Speee(東京都港区)は3月29日、外壁塗装経験者を対象に実施した「ヌリカエ・外壁塗装の費用相場と助成金に関するアンケート調査」の結果を発表した。有効回答人数は409人。それによると、外壁塗装に助成金を「利用した」のは18.8%で、約5人に1人が助成金を利用して工事を実施していることがわかった。
外壁塗装の費用は、90~110万円(34.5%)がもっとも多く、70~90万円(23.0%)、110~130万円(15.4%)が続いた。事前に想定していた費用よりも「安くなった」のは39.9%、「高くなった」は32.5%、「あまり変わらなかった」は20.3%だった。安くなったと回答した人には、助成金の活用や相見積もりの取得を行っている傾向があり、費用を安くする手段として有効であることがわかる。助成金の支給金額は、「10万円未満」が44.8%、「10~15万円」が28.7%で、15万円未満で73.5%を占めた。
助成金を利用しなかった人に理由を聞いたところ、約8割が「助成金があることは知らなかった」と回答。外壁塗装やリフォームの助成金制度が、あまり浸透していないことがうかがえる結果となった。
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