NOT A HOTEL(東京都渋谷区)はこのほど、計16社と個人投資家を引受先とした第三者割当により、シリーズAラウンドにて総額約28億円の資金調達を実施したと発表した。シードラウンドからこれまでの累計調達額は約50億円となる。
同社は、新しい家の持ち方を実現する不動産テックのスタートアップ。展開する「NOT A HOTEL」は、物件をライフスタイルに合わせて必要な分だけ購入でき、自身が使わないときにはホテルとして貸し出すことができるというもの。2021年9⽉からフラッグシップ物件の販売を開始し、累計60億円を超える販売を行ってきた。昨年11月には「NOT A HOTEL AOSHIMA」、昨年12月には「NOT A HOTEL NASU」の2拠点が竣工し、運営を開始しているほか、福岡や北軽井沢、石垣、みなかみなど、新たな拠点での開発も進めている。また、2022年8月にはNFTとして利用権の販売を開始している。
今回調達した資金を活用し、ソフトウェアの機能拡充に向けたエンジニアやプロダクトマネージャーの採用、建築工程の内製化に向けた建築士の採用を促進していく。
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