デコス(山口県下関市)、大建工業(大阪市)、日本セルローズファイバー工業会(王子製袋、日本製紙木材、吉水商事、事務局:デコス)は、外装材に木材、耐力壁にダイライトMS、断熱材にセルロースファイバーを使った防火構造の国土交通大臣認定を取得した。
今回大臣認定を取得したのは、外側から[木材外壁9mm以上+通気層+外壁耐力下地材ダイライトMS9mm+セルロースファイバー75mm以上+石膏ボード9.5mm以上]の構造。
優れた耐震・防火・透湿性能に加え腐りにくくシロアリにも強いダイライトMSと、優れた環境・調湿性能とホウ素系化合物の難燃処理により火災時に燃え広がらないセルロースファイバーを、地場工務店の独自性が発揮しやすい木材外壁と組み合わせた。
地域木材を外壁に利用することでデザインの自由度が上がり、脱炭素・地産地消に貢献。また、防火性とともに透湿性が高いダイライトMS・石膏ボード、吸放湿性が高いセルロースファイバーの特性を生かすことで夏冬の壁体内結露の発生を防ぎ、建物の長寿命化につながるとする。
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