あなたはマスクを外しますか、つけますか―。
新型コロナの影響で、約3年に渡って続いたマスク生活。
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は、 3月13日から屋内外とも「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる」方針を示している。 多様なシーンで多くの人に接する工務店・住宅業界はどう対応していくのか。 新建ハウジング最新3月20日号1-3面では、本紙が工務店・住宅関連事業者に対して実施したアンケートを詳報する。
社内では「社員それぞれの裁量に任せる」会社が最も多く、43.6%を占めた。工務店への個別ヒアリングでは、「顧客の方針に合わせる」が大半だった。“脱マスク営業”の本格再開には時間が掛かりそうだ。
15面では、相羽建設(東京都東村山市)で、広報を担当する伊藤夕歩さん・吉川碧さん夫妻がこのほど、小泉誠さんの設計で自邸を新築した事例を紹介する。二人は約3年間に渡る家づくりの過程を、広報誌やウェブの連載コラムで発信していった。普段はできない詳細なレポートになった一方、「顧客のプライバシーなどを自分ごととして考えられるようになった」と話す。工務店広報、そして自邸をプロセスエコノミーしていくという狭間に悩みながら、二人が出した広報、情報発信のあり方とは―。
16面では、新連載「住宅人たちのお店見聞録」がスタート。工務店などの“住宅人”が手がける、地域に根差し、愛されているお店のこだわりや経営術を深掘りする新企画。第1回に登場するのはGLAM’PLAN(愛知県美浜町、坪井誠社長)だ。地域工務店が運営するビレッジ戦略ありきのカフェではない。店単体として収益を上げながら、地域に愛される事務所併設の店舗として、着実に人気を集めている。その経営術について一つひとつ紐解いていく。
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