相羽建設(東京都東村山市)で広報を担当する伊藤夕歩さん・吉川碧さん夫妻がこのほど、小泉誠さんの設計で自邸を新築した。二人は約3年間に渡る家づくりの過程を、広報誌やウェブの連載コラムで発信してきた。普段はできない詳細なレポートになった一方、顧客のプライバシーなどを自分ごととして考えられるようになったという。
連載タイトルは「いとう家の家づくり 広報の伊藤の家づくりコラム」。同社の広報誌・ainoha(あいのは)の連載として始まり、より広く発信しようと、同社ホームページの「木の家づくり100TAIKEN」でも公開してきた。
オンラインでは11回まで公開中だ(3月13日時点)。小泉さんとの打ち合わせや、工事の様子だけではなく、土地探し・購入や資金計画を取り上げた回もあり、登場人物も小泉さん、同社の現場監督、大工から不動産事業部のスタッフ、ファイナンシャルプランナー、協力業者など多岐にわたっている。
編集を担当した吉川さんは「生活者目線で“家づくりの過程で気になること”を発信するよう意識した」と話す。工務店の広報スタッフとして「伝えたいことはたくさんあったが(その全てを掲載するのは)我慢した」。あくまで顧客と同じ立場で発信するスタンスを守った。・・・・・
この記事は新建ハウジング3月20日号15面に掲載しています。
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