YKK AP(東京都千代田区)は、同社の東北製造所(宮城県大崎市)が、「世界農業遺産大崎耕土に浮かぶ『森の中の工場』」として、第11回「みどりの社会貢献賞」を受賞したと発表した。
「みどりの社会貢献賞」は、企業などにより良好に管理され、地域貢献や生物多様性保全などの環境活動で顕著な功績が認められ、全国の範となる緑地について表彰するもの。2013年度に公益財団法人都市緑化機構(東京都千代田区)が創設。
同社の東北製造所は、住宅用窓や玄関ドア、木質インテリア商品、エクステリア商品、ビル商品などを生産するとともに、同敷地内にある窓工場では、断熱性に優れた樹脂窓を生産し、東北圏内および全国各地へ供給している。敷地内には、環境保全のシンボルでもある約5万㎡の水公園や緑地帯など約16万㎡に及ぶ環境施設を有し、地域の環境づくりを推進するとともに、周辺の自然と調和しながら美しい田園風景を守り続けている。水公園では、春にはサクラ・フジ・ツツジが咲くほか、季節を通して様々な野鳥が飛来する。
1974年の操業時から「森の中の工場」を理想に掲げ、地域の主要産業である農業に影響を与えない公害対策や、地域の環境改善への貢献(植樹、清掃活動など)、環境教育活動への意欲など、約50年間にわたり地域環境との調和、保全を行いながら操業を続けてきたことが評価され、今回の受賞となった。
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