YKK AP(東京都千代田区)は3月16日、WOODYYLIFE(岐阜県岐阜市)と共働し、中古戸建て住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト物件「再生匠家 岐阜西濃の家」が岐阜県本巣郡にて完成したと発表した。同プロジェクトの20物件目となる。
同プロジェクトは、全国のリノベーション事業者と連携し、既存戸建て住宅に「断熱」「耐震」を軸としたリノベーションを実施して、住まいの価値が「窓・開口部」でかえられるかを実証するというもの。今回は、築約60年の住まいに無垢材や漆喰など国産材100%の自然素材にこだわったリノベーションを実施。窓には同社の高性能樹脂窓と大開口スライディング、玄関に断熱スライディングドアを採用し、断熱性能を改修前の約8.5倍に向上させた。HEAT20 G2相当に加え、22年新設の断熱等性能等級6もクリアする健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現した。また、7部屋あった小部屋を大空間にまとめ、使いづらさも解消している。
耐震性能は、同社の開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用し、開口部の耐力壁量を増やすことで耐震等級3相当の強度を実現。職人の技にこだわったリノベーションにより、「古いを活かし、価値を高める」住宅となった。
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