ユアサ木材(東京都千代田区)は、企業などの取り組みで削減した温室効果ガスの排出量・吸収量を、国がクレジットとして認証する「J-クレジット制度」において、同社の森林経営活動プロジェクトが3月15日付けでJ-クレジット制度認証委員会から認証されたと発表した。
同プロジェクトは、北海道の社有林における森林経営活動に基づくCO2排出削減プロジェクト。間伐・植林等の適切な整備活動によって森林の成長を促し、CO2吸収量を増加させ、定量的に評価するというもの。排出削減見込量は年間約100t-CO2、認証期間見込総量は約2800t-CO2になる。
北海道の総面積の約7割が森林で、そのうち3割を占める人工林は主に建築材・産業資材用途で利用されている。森林伐採の際に発生する「製材等に利用できない細い間伐材」や「枝状」などは、現状活用不足となっているため、今後同社は自治体、大学、研究機関などと連携しこの課題解決に取り組んでいくとしている。
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