大東建託(東京都港区)は3月15日、施工管理に従事する女性社員が妊娠や出産、子育てといったライフイベントに直面した時の一定期間、希望した職種に転換できる新たな職種転換制度を4月1日から導入すると発表した。
個々の能力を発揮し、成長し続けられる職場環境を提供するために設けた新制度で、建築現場の施工管理を行う女性社員は、産前産後休業・育児休業後の復職先を、工事課(事務職)・設計課・精算課の3つから選択できる。復職から子どもが8歳になるまでの期間適用し、適用期間以降は施工管理職に復職するか、状況に応じて職種転換時に選択した職種を継続できる。
同社の施工管理を行う女性社員の割合は、1月時点で1.8%。同社では2028年度までに5%まで引き上げることを目標としている。本制度の導入により、ライフイベントと仕事の両立に対する不安を軽減し、女性社員への長期的なキャリア形成支援を行う。
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