ソニー損害保険(東京都大田区)は、近年の建築費や原材料費の⾼騰の影響で⼾建ての建築費が⾼騰していることを受け、⼾建てで⽕災保険を契約している⼈を対象にした実態調査を実施した。
その結果、現在加入している⽕災保険/共済について「補償⾦額や補償内容を“変更せず”、更新・継続している」人は67.4%、「補償⾦額や補償内容を“変更しながら”、更新・継続している」人は32.6%と、3⼈に2⼈は価格⽐較や⾒直しを⾏っていないことがわかった。
⽕災保険の加⼊先や契約内容を変更した⼈に、どのような変更を行ったか聞いたところ、約半数(49.5%)の⼈が「地震保険に加⼊」したと回答した。また、「水災の補償」を追加した人が12.4%、「⾵災、ひょう災、雪災の補償」を追加した人が11.4%となった。変更の理由としては「地震が怖かったから」や「⾃然災害が増えているため」などの回答が挙げられた。近年の⾃然災害の増加により危機意識が⾼まっていることがうかがえる。
住宅の建築費が過去10年で平均30%増加していることを知っているか聞いたところ、68.5%の人が「知らなかった」と回答。住宅購⼊以降、住宅の建築費の状況に合わせて⽕災保険の建物保険⾦額を⾒直しているかについては、「見直していない」が79.3%となった。
調査対象人数は400人。調査期間は1月20日~23日。
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