アイカ工業(愛知県名古屋市)はこのほど、海外グループ会社であるアイカ・ラミネーツ・インディア社において生産設備を増設し、生産を開始した。今後、既存設備の改良も行いながら、2025年3月にメラミン化粧板の生産能力を現状の約1.6倍に向上させる計画だという。総投資額は約3.7億円。
同社グループの近年のアジア地域への投資は、2011年のアイカ・ラミネーツ・インディア社の設立とボンベイ・バーマ社(インド)の化粧板事業の譲受からはじまり、ベトナムへの生産会社設立、タイへの建装建材事業の海外統括会社設立、中国の化粧板販売会社への出資、世界トップクラスのHPLメーカーであるウィルソナート社のアジア事業の譲受、ベトナムの化粧板販売加工会社の株式取得など、M&Aも活用しながら積極的に拡大している。その結果、建装建材海外事業の売上は、2018年度の55億円から3年間で3倍以上に伸長している。2026年度には売上300億円を見込む。
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