現場監督の役割は大きい。しかし、脚光を浴びるケースは多くない。職業として人気は低い。むしろ敬遠されている。現場監督が住宅の良し悪しを左右する重要な役割であるにも関わらず、とても残念に思う。得てして、経営が安定し、優れた家づくりをする地域工務店には、心技体の3つのバランスが取れた現場監督がいる。家づくりのキーパーソンである彼らの存在意義は、とてつもなく大きい。
現代の現場監督の仕事は、工程管理に始まり、利益管理、品質管理、安全管理、職人管理、検査管理、顧客管理と多岐にわたる。移動時間も多く、朝も早く、多忙極まりない。現場でのミスは即クレームや利益損失につながり、常に緊張感のある仕事でもある。
人材育成の分野においても、OJTを基本としているところが多く、なかなか思うようには進んでいないのが現状だ。いかに現場監督の仕事を効率化し、育成をするかは、業界の大きなテーマのひとつである。
弊社でも「現場のDX化」を平準化し、紙の図面を持ち歩くことはない。支給されたiPadで最新の図面を見ている。ログビルドの現場カメラによるリモート化も積極的に展開をしている。現場監督の育成を考えるにあたっては、DX化は避けて通れない道だ。
そもそも現場監督とは何か。私の解は・・・・・
この記事は新建ハウジング3月10日号7面に掲載しています。
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