工務店さんに技術指導する際は「自社を一行で紹介するキャッチフレーズを教えてください。ないならつくってください」とお願いしています。その際、あったとしても「お施主様とともに楽しい家づくり!」の如く、ふわっとしたフレーズがある、もしくは何もない、というのが大半を占めます。この状況で真っ当な利益を得ながら受注しようとするからたいていの住宅会社が受注、集客に苦労していることに気がついてないように見えます。
ここで「キャッチフレーズ」といった時点で、聞く側には潜在的に「そんなもの、あってもなくてもいいじゃん」と思わせてしまっていることに気がつきました。そこで、どう言えば伝わるかと考えたところ、最も適切な言葉は「看板メニュー」であると考えました。
いつもながら飲食店に例えますが、おいしくて流行っている飲食店にはたいてい「看板メニュー」が存在します。“そのエリアで、そのメニューに関しては右に出るもの(店)がいない”。これが看板メニューの定義だとお考えください。それなしで流行っている飲食店もなくはないでしょうが、ある方が圧倒的に有利であることはお分かりいただけると思います。その看板メニューを考えていただくにあたり、多くの方に指摘することが・・・
続きは、最新号・新建ハウジング2023年3月10日号9面でお読みいただけます。
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