AQ Group(アキュラホームグループ、東京都新宿区)は3月10日、3月から最大10%のベースアップを実施すると発表した。昨今の物価上昇率を上回るベースアップにより、従業員の生活支援、モチベーションの向上、優秀な人材の確保を図り、商品・サービスの品質向上を目指す。
同社は、コロナ禍やウッドショックなど厳しい状況下でも積極的な投資を実施し、2023年2月期には売上高が過去最高の600億円を超える見込み。3月には社名をアキュラホームから「AQ Group」に変更し、住に関するあらゆるサービスを提供する新体制を構築している。今回、会社の成長のためには若手社員の雇用促進や定着が重要だとして、給与体系の総合的な見直しを実施。これにより、4月1日入社の新入社員は10%のベースアップとなり、初任給が2万2600円アップするという。また、既存の従業員にも配慮し、全社員の5%のベースアップも実施する。
多くの投資を行った昨期は、5階建て純木造ビルモデルハウスのオープンや過去最大規模のキャリア採用、ガバナンス体制の整備など、「大改革・大変革」の1年となった。今期は、人財への投資などによって基盤構築に注力し、さらなる成長を目指すとしている。
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