LIXIL(東京都品川区)は、日本各地の地場工務店が手掛けた断熱リノベの実例集『断熱リノベの匠』を発行した。第1弾として、SW工法リフォーム加盟店の大黒屋 木づつみ(東京都東村山市)が手掛けた築50年の空き家をフルリノベーションした事例を公開した。
今回のリノベーションにおけるこだわりポイントは3つ。「心地よく、ストレスフリーな家」「“もしも”に備えた安心して住める家」「唯一無二のお気に入りがある家」。
大黒屋 木づつみは、25年もの長いあいだ放置されてきた2棟並ぶ築50年の空き家を買い取り、断熱・気密・耐震にすぐれた高性能化とともに、自然エネルギーを利用した快適な住環境を整えるパッシブデザインを取り入れて設計。空き家は、開放的な空間デザインと心地よくストレスフリーな暮らし心地を体感できるモデルハウスへと生まれ変わった。
1年を通して安心・安全に暮らせる快適な家にするため、築50年の構造躯体を大工がひとつひとつ手作業で新しいものと交換・補強。壁材には「スーパーウォールパネル」を入れ、窓サッシには樹脂とアルミのハイブリッド窓「TW」を採用するなど、住まいの高性能化をLIXILの「まるごと断熱リフォーム」によって実現。従来のリノベの想像を超える快適・健康・省エネ・安心を叶える暮らしを可能とした。
LIXILは、こうした断熱リノベの進化は、各地で増え続けている空き家問題の解決と地域社会の活性化に貢献でき、断熱リノベは住まいづくりの新しい選択肢になるとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。