タカラスタンダード(大阪市)は3月6日、リフォーム需要の掘り起こしを目的に実施している「家事らくリフォーム作品コンテスト2022」の受賞作品を発表した。
同コンテストは、今後成長が見込まれるリフォーム市場活性化を見据え、リフォームコンテンツ強化策の一環として開催。実際のリフォーム事例を集めて心理的なハードルが高いリフォームへのイメージを払拭するとともに、全国約3000店舗の「タカラスタンダードパートナーショップ」との関係をより強固なものにするのが狙い。
4回目となる今回は、「キッチン&リビング部門」「浴室&サニタリー部門」に加え、新たな壁装材として人気のホーロー内装材「エマウォール部門」を新設。過去最多となる800点以上の応募作品から各部門の「全国最優秀賞」などを選出した。
キッチン&リビング部門の全国最優秀賞は陶彩館(和歌山県岩出市)が受賞。リビング・ダイニングのつながりを最大限に生かしたレイアウトで、キッチンからの眺めまで計算された、施主のこだわりに応えた提案が評価された。
浴室&サニタリー部門では、企画室スズキ(福島県いわき市)が受賞。既存の二方出窓を二重窓にする事で、開放感のある景観と寒さ対策を両立させた点が評価された。段差をなくし、引き戸で使い勝手の良さを実現したほか、カウンターと豊富な収納場所を設けるなど、施主に寄り添った提案もポイントとなっている。
今回新設されたエマウォール部門は、イシモ建設(埼玉県春日部市)が受賞。施主の趣味である書道用の部屋をリフォームしたもので、マグネットがつくのでお手本が貼れる、汚れに強い、というホーロー内装材の特性を最大限に生かしたアイデアを提案。施主の悩みを解決し、趣味を存分に楽しめる空間を実現した点が評価された。
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