北洲ら3社、抗菌・調湿効果の高い内装塗料を共同開発

北洲（宮城県富谷市）はこのほど、富士川建材工業（横浜市）、室内気候研究所（北海道北広島市）と、高い抗菌・調湿効果を持つ内装塗料「シラスリフレ」を共同開発したと発表した。

調湿効果

SIAA（抗菌製品技術協議会）認定の抗菌・防カビ・抗ウイルス剤配合により、高い抗菌作用が長時間持続するのが特徴。空気中に浮遊する菌を不活化させることで空気環境を改善させ、抗カビ効果についても検証済み。多孔質で調湿・消臭に優れた火山灰「シラス」の成分が、生ごみや尿などの臭いを消臭するため、居室やトイレ回りなどで効果を発揮する。調湿建材の基準も満たしており、高い吸放湿効果で水回りでも湿気が残留しづらく、カビの発生を抑制。揮発性有機化合物を使用せず（VOCフリー）かつ不燃材料のため、病院や保育所などの内装リフォーム工事や高層建築、防火エリアでの使用に適している。施工方法は室内壁にローラー2回塗りで、安定した品質を維持。希望小売価格は9万2000円／缶（税別）。

同社では1月23日から販売を開始しており、安全・安心な空間が特に求められる病院や保育所、学校などへの提案を強化していく方針。

施工例：オフィス・会議室（上）と洗面脱衣室（下）