国土交通省は3月3日、2022年の土砂災害の発生件数を公表した。2022年は42道府県で795件の土砂災害が発生。死者4人(災害関連死を含まない)、人家被害284戸の被害が生じた。
都道府県別では、静岡県が最も多く214件。次いで、新潟県73件、宮崎県70件、鹿児島県53件、宮城県33件の順。
昨年は、8、9月の合計で、32道県525件の土砂災害が発生し、直近10年(2011~2021年)の同期間の平均発生件数(366件)を上回った。また、昨年9月の台風第15号では167件の土砂災害が静岡県で発生した。これは単一の台風、単一の県で発生した件数としては歴代2位の件数だった(1位は2019年東日本台風での宮城県の254件)。
土砂災害767件のうち、土石流等は182件、地すべり34件、がけ崩れ551件。家屋被害284戸のうち、全壊27戸、半壊16戸、一部損壊182戸だった。
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