木材・木製品製造流通会社約1万6000社が加盟する全国木材組合連合会(東京都千代田区)はこのほど、ウェブサイトにて、建築物における木材利用の促進に不可欠な、木材の乾燥技術などに係る技術開発普及事業の成果報告を行った。
プレカット会社や住宅供給会社に行った「人工乾燥材に求められる品質についてのアンケート」の結果をふまえ作成した技術資料「品質の確かな人工乾燥材の生産にむけて」や、一般に流通しているSD20想定とSD15想定の構造用製材の比較試験を行い、両者の含水率の差異が接合部の耐力にもたらす影響について検証し、まとめた「令和3年度構造用製材の含水率の差異が接合部の耐力にもたらす影響の検証報告」などをウェブサイトにて公開している。
同連合会は、国産材の活用がSDGsの達成に貢献するとしたうえで、そのためには建築でより使いやすい木材の技術開発が急務だとしている。
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