ネット不動産賃貸サービス「OHEYAGO(オヘヤゴー)」を運営するイタンジ (東京都港区)はこのほど、全国の18歳~26歳までのZ世代を対象に「Z世代の部屋探しに関する調査」実施し、その結果を発表した。
部屋探しから物件の契約まですべてスマートフォンで完結できる「電子契約」があると嬉しいと答えた人は84.6%と非常に高く、部屋探しで大変だったこととしてZ世代の3人に1人が「書類のやり取りの多さ」「不動産店舗に行くのが面倒」「内見に行くのが面倒」と回答。オンラインで完結できる部屋探しの重要性が浮き彫りとなった。
また、物件の問い合わせから返信までにかかる時間はどのくらいが最適かを質問したところ、問い合わせ経験のない人を除き、約半数が「1時間未満」または「1時間後」と回答。常日頃からさまざまなコミュニケーションツールを使いこなしているZ世代の多くがスピード感ある対応を求めていることが分かった。
Z世代に住みたい街の情報収集の手段について質問したところ、6割近くが Google・Safari・Yahoo!などの「検索エンジン」を利用していると回答。「Googleマップ」は2位、「不動産店舗に行って聞く」「Instagram」がほぼ同率3位という結果だった。
物件検索時、優先度の高い条件は何か聞いたところ、ほぼ同率で「居室の面積」「駅地下」がトップに。次ぐ3位には防犯意識の高まりから「セキュリティ・防犯対策」がランクインした。また、日々のコミュニケーションや情報収集などを理由に、常にインターネットが使用できる環境を希望するZ世代も多く、4位には「インターネット完備」が入った。
調査は、2023年2月13日~15日に実施。47都道府県内在住の18歳~26歳のうち、2年以内に部屋探しまたは引越し経験のある592人から回答を得た。
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