大和ハウスグループの大和ライフネクスト(東京都港区)は、Social Healthcare Design(SHD社、横浜市)およびキリンビバレッジ(東京都中野区)と共同で、従業員のWell-being向上と組織パフォーマンス向上の実現を目的とした実証実験を開始する。分譲マンション管理の担当部門約60人を対象に、2月末から5月にかけて実施する。
同実証実験では、SHD社開発のアプリ「Happiness Book」を活用し、アンケートに回答することでWell-being状態をココロ・カラダ・キズナ(人や社会とのつながり)の健康に分類しスコア化。定期的な質問によってスコアを時系列に計測し、従業員は自身のWell-beingの把握とセルフマネジメントに役立てることができるという。
各スコア向上のための施策として、キリンビバレッジ社によるマインドフルネスの体験ワークショップや食生活向上セミナー、SHD社の「キズナ(人や社会とのつながり)」の健康向上セミナーなどを実施する。また、キリンビバレッジ社開発のスムージーを提供し、「カラダ」の健康向上を目指す。
同社は、2019年に「大和ライフネクスト健康宣言」を制定。2020年、2021年には経済産業省創設の「健康経営優良法人認定制度」に基づき、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定されている。昨年度は、SHD社と協業でWell-being状態の継続的な可視化によるセルマネジメント力の向上などを目的に実証実験を行った。
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