「いいお客様」は一体どこにいるのか―。
御社にとって有力な顧客は経営者?大企業の社員?医者?やっぱり公務員・・・?
新建ハウジング最新2月28日号のトップ記事は、close-up「第2弾・高所得層をとらえる集客・受注術」を特集する。
自社の実績や、らしさを磨きつつ集客・受注の工夫で成果を上げている工務店が存在する一方、 これまでとは違う世界観を提示することで顧客を掴んでいる工務店も現れ始めた。
たとえば、移住者や非住宅など、今までとは異なる層が顧客・受注となっているのが特徴だ。今までとは違う顧客層をとらえるノウハウを、 ホリエ(山形県飯豊町)、菱田工務店(長野県坂城町)、群栄美装(群馬県)―の地域工務店3社の事例から考えていく。
4面の連載「雨漏りしない家にする新・常識」(第一浜名建装・久保田仁司さん)で、今回取り上げるのは片流れ屋根の雨漏り事例だ。近年、太陽光発電システムを搭載させるために片流れ屋根を採用するという住宅が増えてきた。シンプルな形状ではあるが、意外と雨漏り被害は多いという。初回はその背景と注意点について事例を通じて解説していく。
3面では、PASSIVE SCAPE Architbuild(埼玉県志木市)が手掛けた高性能なパッシブハウス(志木パッシブハウス)にフォーカスする。
建築家・伊礼智さんの「大ファン」という同社社長の依田忠道さん(弟)と勝徳さん(兄)の兄弟が、伊礼さんの建築のスタイルを独学しながら同市内に完成させたモデルハウス(忠道さんの自邸)を2月7日、 伊礼さん本人が訪れた。
階高・軒高を抑えたプロポーションや深く出た軒、「スーパー白洲そとん壁W」(スチロゴテ仕上げ)の外壁など、“伊礼流”を模した同モデルハウス。パッシブハウス・ジャパンからドイツパッシブハウス研究所が示す世界的な基準を満たすと認定された高性能なパッシブハウス(志木パッシブハウス)でもある。忠道さんと勝徳さんは、憧れの伊礼さんと対面し、言葉を交わし、感想を聞きながら、設計面でのアドバイスも受けた。
7面の池田憲昭さんによる連載「サスティナブル建築談話Fromドイツ」では、独の多様な省エネ改修における“蓄熱性能”の活用事例の解説をリポート。著者の池田さんは「けっして『断熱』偏重にならず、躯体マテリアルを生かした蓄熱性能を活用することが重要だと」述べている。
ニュース面では、住宅展示場来場者の最新データや、工務店向けの経営コンサルティングを手がけるソルト(山口県防府市)代表の青木隆行さんが発起人となって立ち上げた「ビジョナリー工務店の会」の初会合の模様などを詳報する。
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