大東建託(東京都港区)は、LCCM住宅認定を取得したCLTパネル工法の戸建て賃貸住宅を1月31日、東京都練馬区に竣工した。
同社は、脱炭素社会実現に向け、CLT建材やZEH・LCCM基準を満たす住宅の普及を促進しており、今回初めてCLTパネル工法による戸建て賃貸住宅を建設。LCCM住宅認定を取得したものとしては、国内初となる。
今回の建物は、戸建て住宅の環境性能を総合的に評価するシステムCASBEE-戸建「Aランク」認証によりLCCM住宅認定を取得。外断熱仕様で、Low-E複層ガラスや高効率給湯器、LED照明、太陽光発電システムなどを採用した。メンテナンス性の高い資材に加え、「アフターサービス点検」や24時間365日受付の「いい部屋サポートセンター」の提供など、建物の長期使用を前提にしており、今回の認定では環境負荷低減面と環境品質面で評価された。
同社は、2019年10月に独自開発したCLTパネル工法による木造4階建て賃貸住宅を販売開始し、2022年10月にはLCCM基準を満たす賃貸住宅を発売するなど、環境配慮型賃貸住宅商品の開発・普及に取り組んでいる。今回の建物は、オーナーが希望する木造で高い強度・断熱性を実現するCLT構造の戸建て賃貸住宅に、環境配慮型のLCCM住宅を組み合わせることで、脱炭素社会の実現への貢献をめざす。
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