弁護士・秋野卓生さんが、工務店が知っておくべき法律知識を毎月 20 日号で解説する本連載。今号では、特に富裕層を狙いたい工務店が気を付けるべき、トラブル予防のヒントをお伝えします。
大和ハウス工業が、平均価格が3億円になる木造住宅ブランド「MARE(マレ)」事業を拡大するという報道を目にしました。これまで、高価格帯の住宅は、著名な建築家に依頼して設計されるケースが多かったと思われますが、ここにハウスメーカーが力を入れてくるというニュースに、これから設計事務所と工務店のさらなる連携が必要ではないかと感じています。
他方で、高価格帯の住宅に関しては、トラブルも多く、設計がチープだったり、施工力の不足などが原因となった裁判事例に、何度も対応してきました。特に著名建築家の中には、施主の意向をあまり聞かない人もいるので、イメージギャップのトラブルも多い印象です。
そういう意味では、ハウスメーカーが住宅展示場で施主に完成イメージを示し、規格化された施工力でミスなく施工をする建物がフィットする施主は、むしろハウスメーカーで建築をした方が・・・
続きは、最新号・新建ハウジング2023年2月20日号9面でお読みいただけます。
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