旭化成ホームズ(東京都千代田区)は2月20、オーストラリア・ビクトリア州で戸建て住宅の建設・販売を行うArden Homes Pty Ltd(Arden社)の全株式を取得したと発表した。
ビクトリア州は、オーストラリアの戸建て市場の約30%を占める最大市場で、人口増加や豊富な宅地供給などにより、今後も継続的な住宅需要が見込まれる。Arden社は、ビクトリア州で10年以上の実績を有するビルダー。住宅展示場をはじめとした事業基盤が確立されており、2021年に旭化成ホームズが子会社化した大手戸建ビルダーのNXT社と主要な顧客層が近く、親和性が高いと判断し、同州への進出を決めた。
旭化成ホームズは、今後の成長を担う事業として「北米・豪州住宅」を掲げる。本事業は、同社の中期経営計画において、グループの次なる成長を牽引する事業の一つに位置付けており、今回の買収においても引き続き工業化住宅のノウハウを生かした工事短縮や生産性向上に取り組み、同国における住宅事業の発展により一層注力していく。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。