山梨県北杜市・八ヶ岳エリアを中心に不動産事業を手掛けるAnA(エーアンドエー、山梨県甲斐市)は、空き家・遊休不動産をリノベーションし、ペットと泊まれるサブスク賃貸物件として再活用する新事業を開始した。
同社代表の窪田浩之さんは、一般社団法人ゼロエミやまなし(山梨県北杜市)の代表理事も務めており、同社は、「脱炭素・循環・共生社会」の構築に向け様々な活動を行なっている。今回、「脱炭素・循環・共生社会」の実現に向けた取り組みの一環として、空き家・遊休不動産をゼロエミッション物件にリノベーションし、サブスクリプション型の賃貸物件として再活用する新事業を立ち上げた。
総務省の調査(2018年公表)によると、山梨県北杜市は空き家率が40%を超えているといい、特に別荘物件として建てられ、現在休眠状態となっている物件が多くある。コロナ禍をきっかけに、都心部から山梨県への移住の相談も多く寄せられていることから、同社では、これらの空き家・遊休不動産の有効活用には大きな需要があると考える。自然豊かで広々としたスペースを確保でき、騒音の心配も少ないといった地域特性を活かし、眠っている資産に、“ペットと一緒にのびのびと過ごせる”という新しい付加価値を加えて広く訴求していきたいとする。
物件のリノベーションにあたっては、ゼロエミやまなしでの活動などを通じて培った省エネ技術に関するノウハウとネットワークを活かし、ZEB・ZEHの実現に取り組む。断熱テクノロジー、換気システム、太陽光発電、雨水利用システムなど様々なソリューションを駆使することで、持続可能な地域社会の実現に貢献する物件として再活用していく。
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