地産地消でSDGsなまち並みをつくりたい―。神奈川県の湘南・藤沢エリア一帯を商圏とする湘南乃工務店(藤沢市)が、地域材を使って地元企業に“地産木造ビル”を提案する「this is me」プロジェクトの第一弾が進行中だ。同市辻堂に神奈川県産の「丹沢産材」を使用してツーバイフォー工法によって建築する5階建て・延べ床面積590㎡の木造ビルが3月末に完成予定。同社社長の永松秀行さんは地域のステークホルダーと連携しながら脱炭素化に貢献したいとし、「環境建築である木造ビルを今後も増やし、湘南らしい地元の風景を取り戻していきたい」と力を込める。
湘南乃工務店は、不動産業の富士リアルティ(藤沢市)による住宅・建築事業のブランド名。3月に完成する木造ビルは、大型商業施設や住宅街があるJR辻堂駅から徒歩10分の沿線に位置する。
建て主は、藤沢市内で不動産業を営むスクーパー(野村明司社長)。同社が多角化の一環として、複合施設を開設する。1階にカフェ、2階に託児所、3~5階にはエステサロン、屋上には辻堂のまち並みを展望できる飲食店を展開。今年6月にオープンする。
湘南乃工務店は1月下旬に構造見学会を開催した。工務店関係者や、地元選出の星野剛士・内閣副大臣(防災・経済安全保障担当)・・・
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