日本郵便(東京都千代田区)は、当麻郵便局(北海道上川郡当麻町)に郵便局として初めて木質バイオマスを活用したチップボイラーと、積雪期も発電可能な壁面設置型の太陽光発電設備を導入し、新たな「+エコ郵便局」として同局を2月27日に移転・開局した。
「+エコ郵便局」は、充電設備や太陽光発電設備、再生可能エネルギー電力、CLT建材などを利用する、より環境に配慮した郵便局。2030年度までに温室効果ガスを2019年度比で46%削減する目標を掲げる日本郵便では、郵便局のネットワークを生かした「+エコ郵便局」の開局で地域のカーボンニュートラルを推進している。
当麻郵便局では、木質バイオマスで生み出した熱や太陽光により発電した電力を郵便局の暖房や日常電力として使用。複数の再生可能エネルギーを利用しながら、エネルギーを自家消費し、CO2発生を抑制する。またチップボイラーの燃料は、当麻町で生産された木質チップで、地域資源の活用にも貢献している。
「+エコ郵便局」は、2022年3月の丸山郵便局(千葉県南房総)の開局を皮切りに、全国で開局を進めており、当麻郵便局は7局目。3月6日には仙台生出郵便局(宮城県仙台市)が開局予定。
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