国土交通省は10月12日、地震の際に火事が発生したり、避難が難しいなどの危険な密集市街地の調査結果を公表した。全国の市区町村を対象に2012年3月1日時点の状況を調べたもので、大阪府や東京都など大都市を中心に、全国で197地区、5745haが危険な市街地とされた。
都道府県別でもっとも多かったのは大阪府で11地区2248haが危険な市街地とされた。2番目に多かったのは東京都で、113地区、1683haだった。この2府都で約3分の2を占めていた。
国は住生活基本計画で、こうした危険な密集市街地を2020年度までに概ね解消するとの目標を定めている。