ティエムファクトリ(茨城県茨城町)はこのほど、マテックス(東京都豊島区)のブランド・madolino(マドリノ)向けに軽量透明断熱材「SUFA(スーファ)」の試作品を製作した。スーファを4㎜厚のガラスで複層化したパネルで、建築分野での普及を視野に入れた独自規格・UAPに基づいて試作されている。
スーファはティエムファクトリが開発を進めているシリカエアロゲル。特殊な分子構造により、内部に多くの中空構造を持ち、低い熱伝導率と断熱性に優れている。また、従来よりも柔軟性を持たせた骨格構造で、板状での提供を可能にしている。
マドリノは、窓から暮らし、心の豊かさを発信するマテックスのブランドで、スーファの試作品は同ブランドのコンセプト・温熱環境向上を恒久的に考える施策と位置付けている。また、ティエムファクトリは、リノベーション市場において、スーファがマドリノブランドで住宅の断熱性向上に貢献し、脱炭素・SDGsに寄与していくことを目指し、開発を続けるとした。
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