ミサワホーム(東京都新宿区)とミサワホーム総合研究所は、学校施設や保育・介護施設、店舗、共同住宅などの大規模木造建築物に積極的に取り組んでいく。独自の木質接着複合パネルを用いた2方向ラーメン構造による構法「FWS構法」の研究・開発を進め、事業拡大を目指す。
FWS構法は、ミサワホーム独自の木質接着複合パネルをベースに、その面材である合板の厚みを増すなどの改良を加えたもの。この構法を使った、ミサワホーム静岡(静岡県静岡市)の新社屋の建設工事は、2011年度の国土交通省の「木のまち整備促進事業」に採択されている。
同プロジェクトでは、高強度の木質接着複合パネルをボックス形状に組んだ強固な柱や梁を構造材として使用する。金物を介してボルトやナットで容易に接合できるため、施工性にも優れるという。
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