松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。今回はリフォーム・リノベで必ず実行してほしい、性能向上の5大ポイントを提唱します。
今後、人口の減少、工事費の高騰、インフレによる実質賃金の低下、金利の上昇により新築着工戸数が減ることはほぼ確実です。それは私が言うまでもないことです。その結果、賃貸のまま住み続ける、より安い住宅会社を選択する、そして高断熱リフォームというのが選択肢として増えていくと考えるのが妥当です。実際、組織的に戸建てリフォームを行う企業もちらほら出てきています。高断熱リフォームが住宅業界に残された「レインボーオーシャン」であることは、三浦社長もよくおっしゃっています。
しかし、さまざまな工務店さんに「高断熱リフォームはどこから取り組むべきですか?」と質問すると、「内窓の設置」だけはどの工務店さんからもさっと出てきます。しかしながら“その次は?”となると、ほぼどこも答えに躊躇するというのが一般的です。このような状況では適切な高断熱リフォームが行われるということはありえません。
そこで、多くの工務店さんが読んでくださっているこの紙面においても、ぜひ費用対効果が高い高断熱リフォームにおける「絶対やるべき5大項目」をお伝えしておこうと考えました。
まずは「内窓の設置」です。これに関しては詳しい説明は省きます。
2番目は、同率で2項目あります・・・
この記事は新建ハウジング2月10日号の6面に掲載しています。
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