厚生労働省が2月7日に公表した2022年の毎月勤労統計調査(速報)によると、建設業(事業所規模5人以上)の現金給与総額は43万2642円となり、前年比4%増だったことが分かった。新型コロナによる影響を受けた昨年は、前年比0.3%減で9年振りの減少に転じたものの、今年は再び増加を記録した。過去10年で最も大きい上昇幅だ。
建設業の内訳みると、建設業の現金給与総額のうち、所定内給与は32万6436円(前年比2.2%増)、所定外給与は2万5690円(同2.6%増)だった。夏冬の賞与などを示す「特別に支払われた給与」は、前年比12.6%と大幅増となる8万516円を記録した。
一方、全産業では、現金給与総額は32万6157円(同2.1%増)、所定内給与は24万8603円(同1.2%増)、特別に支払われた給与は5万8621円で、いずれも増加している。
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