アイカ工業(名古屋市)が2月9日発表した2023年3月期第3四半期の累計業績は増収増益で、売上高は前年同期比18.4%増の1800億円と過去最高となった。営業利益は同4.1%増の147億円、経常利益は同2.7%増の156億円、純利益は2.0%増の97億円。
接着剤や樹脂系商品の化成品分野は、国内外ともに販売価格への転嫁が進み売り上げが伸びた。外装・内装仕上塗材「ジョリパット」が好調で売り上げ増に寄与。売上高は前年同期比24.0%増、営業利益は同3.7%増となった。
メラミン化粧板やボードなどの建装建材分野は、医療福祉施設などの非住宅市場での需要が回復し、売り上げが伸長。海外は中国は苦戦したがインドや東南アジア各国で売り上げが伸びた。多機能建材「モイス」が低調だったが、その他の化粧板やボード、カウンター、インテリア建材などが好調に推移し、売上高は前年同期比10.9%増、営業利益は同5.4%増となった。
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