ニチハ(愛知県名古屋市)は、同社の「オフセットサイディング」が、環境省の「グリーンライフ・ポイント」推進事業に採択されたと発表した。
同社は創業以来、国産木材の有効活用を掲げ、間伐材や端材を外壁材の主原料として使用している。2012年には、木材の生長過程で吸収したCO2を閉じこめる(固定化する)効果に着目し、国産木材チップを補強繊維とした「オフセットサイディング」の販売を開始。CO2を閉じ込めた「オフセットサイディング」は、外壁材として採用するだけで、その建物(外壁)が炭素の貯蔵庫となることから、カーボンニュートラルに大きく寄与する。
同事業では、新築住宅やリフォーム、商業施設などの建築物に「オフセットサイディング」 を採用した顧客に「CO2固定量証明書」を発行することで、顧客自身の環境貢献を見える化する。また、外壁材の採用面積換算のCO2固定量に応じて、キャンペーンへの応募ができる「ニチハ グリーンライフポイント」を付与する。
同事業を通して、消費者の環境配慮行動の促進を目指すとともに、カーボンニュートラル実現に貢献できる仕組みを構築していく。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。