東急建設(東京都渋谷区)はこのほど、就職活動を行う学生向けにVR空間で建設現場を見学できるツールを制作。建設業界および同社の魅力向上に向け、同ツールを就活生限定の公開ツールとして新卒採用に活用していく。
同ツールは「VR建設現場」「VR事務所」で構成。「VR建設現場」では、実際に施工中の建築現場をモデルに生成したVR空間を、オンライン上で自由に見学することができる。現場の臨場感やスケール感を体感でき、同社社員が現場内を案内する自動ガイド機能も搭載されている。「VR事務所」は、デスクワークなどを行う現場事務所を再現したメタバース空間内を見学できるため、働く環境のリアルな雰囲気をオンライン上で感じることができる。入室した複数人とコミュニケーションが可能で、会社説明会などで活用する予定。
コロナ禍を機に学生の就活スタイルが変化し、建設現場を訪れる機会が減少するなか、同社では若手社員が建設業の魅力を伝えるため学生向けのVR活用ツールを企画。CG・VR等のデザインサポート、メタバース制作サービスを提供するSTUDIO55(東京都港区)支援のもと、VR建設現場・VR事務所をそれぞれ異なるソフトウェアを活用して制作した。
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