LIXIL(東京都品川区)は2月9日、水まわり事業を手掛けるLIXIL Water Technology Japan(LWTJ)の生産拠点である愛知県の大谷工場と広島県の尾道工場に、オンサイトPPAによる太陽光発電設備を導入すると発表した。大谷工場では3月から、尾道工場では8月からを予定する。
これによる大谷工場における発電見込量は392MWh、発電設備能力は約358kW、尾道工場における発電見込量は331MWh、発電設備能力は約319kW。CO2排出量を年間約321t削減できる見込みという。
今回、洗面化粧台の生産工場である大谷工場と、水栓金具の生産工場である尾道工場のそれぞれの屋根にPPA事業者が太陽光発電設備を設置。発電された電力は工場が購入して自家消費するオンサイト型PPAモデルを採用することで、再生可能エネルギーの利用に加え、新たな再生可能エネルギー設備に対する投資を促し、再生可能エネルギーを社会に普及させることにも貢献したいとする。
同社は、環境ビジョン「Zero Carbon and Circular Living(CO2ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO2排出量を実質ゼロにすることを目指している。事業で使用する電力の100%を再生可能エネルギーにすることを目指す企業イニシアチブ「RE100」にも参加し、再生可能エネルギーの活用を促進している。
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