AGC(東京都千代田区)は2月6日、Saint-Gobain(サンゴバン)と板ガラス製造時のCO2排出量を大幅に削減する技術を共同開発することに合意したと発表した。
バレフカ市(チェコ)にあるAGCの型板ガラス製造プラントを、最新鋭のパイロットプラントとして全面的に改修、建設し、2024年下期に実証実験を開始する予定。共同開発では、天然ガスの空気燃焼を熱源とする板ガラスの製造方式を、電力50%、天然ガスの酸素燃焼50%に転換する新技術を目指す。同技術の実現により、板ガラス製造におけるCO2排出量の大幅削減が可能になるとしている。
板ガラス製造時の熱源のクリーン電力比率向上を加速することで、使用する製品の環境負荷低減への顧客ニーズに対応可能となる。両社はガラス業界における脱炭素化のリーディングカンパニーとして、サステナビリティに関する知見を結集し、イノベーションの実現を目指すとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。