27年前に建築し、モデルハウスとして活用してきたOMソーラーのフォルクスハウスをフルスケルトンでリノベーションし、一昨年、新たにリノベーションモデルハウス「ふじまちテラス」としてオープンした岡庭建設(東京都西東京市)。自分たちの町のなかで「2050年に必要とされる住宅」のあり方を示した。
ポイント1. UA値0.31のNearly ZEHに
◉「ストックの時代」を意識しながら“既存住宅ZEH”をコンセプトに取り組んだ。既存の屋根には太陽光パネルを最大で4kWまでしか搭載できないといった制約のなか、UA値0.31W/㎡ KのNearly ZEHを達成
◉住宅密集地の都内では付加断熱をすると、隣家との距離が足りなくなり民法上アウトとなるため、室内側に断熱材をふかして性能向上を図る「部屋内付加断熱工法」を考案して実践。既存建物がメーターモジュールだったこともあり、内付加断熱を実現しやすかった
◉金物・パネル工法による既存建物を完全スケルトンにしてフルリノベーション。大工としては新築とあまり変わらない技術的な対応となった
ポイント2. 内付加断熱工法を実践
◉繊維系断熱材をメインに充填し、内側にフェノール系断熱材を付加することにより気密性も高まる。さらに・・・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー1・2月号(2023年1月30日発行)/設計施工を究める超家づくり術<高意匠×高性能編>』(P.18~)でご覧ください。
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