産官学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型の研究コンペティション「ものづくり学生サミット2022 in湘南」の表彰式が、1月28日に東海大学湘南キャンパス(神奈川県平塚市)にて行われた。
同プログラムは、東海大学建築都市学部が実施する教育プログラムの一環として行われており、企業や公共団体が抱える実務課題や将来への課題をテーマに、学生チームが自主的・能動的に研究。実践的で実効性のある解決策を研究レポートとして提示・プレゼンテーションするというもの。
今回、初めて参加した東栄住宅(東京都西東京市)は、脱炭素、少子高齢化、アフターコロナなど社会的課題を多面的に捉えた「自分の住みたい家」をテーマとして提供。計7チーム総勢20名の学生が、住宅の配置と公園とを結び付けるアイディアなど、学生ならではの自由な発想から「住みたい家」を表現した。相談会、発表会では、同社スタッフと学生メンバーが議論を重ね、アイディアを洗練させていったという。
最終的な評価は、アイディアだけでなく人材育成の視点も捉え、プレゼンテーション能力やパネル制作能力も含めて行い、最優秀賞にチーム「SR」、優秀賞「モル濃度」、奨励賞「超絶灼熱腕力」「FA:BA」の計4チームが選ばれた。
同社は、今回の取り組みによって企業と学生が新たな視点で接点を持つことができ、参加学生もものづくりに取り組む同じ人間として企業と学生の枠を超えた信頼関係を構築できたのではないかとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。